指導とは?看護師での指導のコツ3選 徹底解説!

指導方法について悩まれている方に手を差し伸べているイメージ 看護師のあれこれ

はじめに

皆様お疲れ様です。

現役看護師にっと~です。

皆様「指導」について悩まれたことはありませんか?

患者様しかり、新人看護師等指導を経験されている看護師は多くいると思います。

そんな中でも、「なんでわかってくれないのか」と思う場面はありませんか?

僕自身、病院や訪問看護内で実地指導や教育委員、加えて患者様、ご利用者様等、様々な指導を経験してきて、「なぜわかってくれないのか」、ずっと考えていたことがあります。

もちろん相手を思っているから教えたいのですが、わかってくれない、理解されないと、指導を受ける側よりも落ち込んだ記憶があります。

そんないろいろな経験を経て、僕なりに思う「指導の方法」を今回お話させていただければと思います。

  • 指導をしてもわかってもらえない
  • 指導をしても同じことを繰り返されており、嫌になる
  • 指導に行き詰まっている

などの方にみていただけると、少し突破口がみえるかもしれません。

是非最後まで見ていってくださいね~

道筋を相手に教える、指導することの方法について伝えるイメージ

相手のことを思って指導する

まずは根本的な話しをします。

指導相手との良好な関係が重要です。

よく見てきたケースではありますが、「あの人に教えてもなんにもわかってない。教える方の身にもなってほしい」等指導者側から話が飛んできました。

まず根本的に「信頼関係がなければ指導はできない」と今までの経験上考えています。

その辺を歩いている人から「タバコは健康に悪いからやめた方がいいよ」等と教えられたとします。

もちろん知らない人の方が少ない情報ですが、いきなり歩いている人から言われても「いや、知ってるし。まず誰?」と思いません?

仮に少し仲がいい友達から上記を言われたとしても、「んー。わかってるけどな」とあまり心には響かないと思います。

ただし、最愛の相手に言われると「そうか。そうやな。やめよう」と思う人もいるかもしれません。

上記で何が言いたかったかというと、

指導者によって、その人への響き方が違う

ということです。

指導を受ける人との関係性、信頼関係があって初めて真摯に指導を聞こうとする姿勢ができあがります。

仕事の話ももちろん大事ですが、まずはその人との関係作りのためにインサイトの部分を知って、指導を受けてもらう姿勢を作ってもらいましょう。

指導を受ける人の特性を知る

近年特に時代の流れに伴って、ハラスメント防止が積極的に行われるようになり、権利の重要性が示唆されるようになりました。

それに伴い指導も徐々に変化し、「見て覚える」ではなくなってきています。

また怒声や威圧等論外で、「寄り添って教える」等の形に変化してきているように感じます。

「寄り添う」もただ優しいだけでは、心に響かず、成長機会を奪うことにつながります。

まずは指導相手の「特性を知る」ことが重要と思います。

だいたい皆様それぞれ自身の特性を持っています。

  1. 視覚型
    口頭より教科書や図、グラフやビデオ等視覚的な情報から学ぶことが得意
  2. 視聴型
    会話や説明、音声解析を通じて情報を学習することが得意
  3. 体感型
    体を動かすことや実際に経験、感覚的に理解することが得意

上記3つのどれかに当てはまるといわれています。

まずは対象の方の特性を上記にあてはめて考えてみましょう。

状況によっては上記からどれがいいかを確認してみてもいいかもしれません。

僕自身は完全に「視覚型」といえます。

言葉だけで指導されてもあまり頭に入らず、自分なりにイメージをしたり、図におこしたり、書面に書いたりして理解するタイプです。

実際僕が看護師として入職してからの指導が「聴覚型の指導」だったため、少し苦労したことを覚えています。

もちろん自分なりにメモをとってイメージを努力しましたが、仮に紙に「なぜこうなるのか」などを踏まえて指導してくれているともっと早く頭に入っていたように思います。

その人の特性を知ることは重要な要素といえますので、一度確認してみてくださいね。

また、僕なりの勉強方法をまとめた記事として

勉強が苦手だった僕が看護学校で学年トップ5になった勉強法

看護学生必見!国家試験対策 ~勉強が苦手な僕が高得点で合格した勉強方法 3選~

などもありますので、そちらもよければ見てくださいね。

特性からの指導方法

人には特性があることを理解できたら指導の方法を検討します。

仮に視覚型の人にOJTじみたシャドーイング(新人と指導者が一緒にケアに回ること等)を行ったとしても、あまり効果がないかもしれません。

視覚型の人は、

教科書や図などからの理解を得意としているため、図やイラストを用いて指導するのがいいと思います。

またメモに関しても、その人なりにきれいにまとめることで頭の中を整理している方が多いため、急がずにまずは勉強する内容のトスをあげてみてください。

視聴型の人は

会話から理解することが得意です。

そのため、まずはゆっくりと職場環境に慣れてもらいながら、対話形式で覚えていってもらうことが有用と思います。

できる限り聞き漏れがないようにゆっくりとわかりやすい口調で話すことが重要と思います。

体感型の方は、

まずはやってみて学ぶことが得意です。

まずはデモンストレーションやロールプレイング等を用いて実践に近い形で経験してもらうことが有用です。

経験をしてもらったうえで、後から肉付けを行っていく方法が重要かなと思います。

僕自身が実地指導やプリセプター(新人指導の担当看護師)を行っていた際に、

僕はこの人にできるようになってほしい、仕事にやりがいを早く持ってほしいと必死に指導に当たっていました。

患者様の事、業務の事、看護技術、アセスメント、その根拠等懇切丁寧に伝えていきました。

ただよくよく考えると、この方は「体感型」の特性を持っていました。

そのため、僕のように細かく指導するよりも、ある程度放任で一緒に業務を回っているスタッフとの方が関係性がよく、理解も早かったことを覚えています。

上記はほんの一例ですが、特性で関係性も理解の程度も変わることをわかってもらえると幸いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「指導とは?看護師での指導のコツ3選 徹底解説!」というテーマでお話させていただきました。

僕自身もすごく悩んだ分野です。

  • まずは相手のことを知る
  • そのうえで特性を知る
  • 指導方法も考慮していく

などの方法でよりよい指導に結び付けることも可能と思います。

上記はあくまでも一例ですべてではないですが、指導に行き詰まっている方などの参考になれればうれしいです。

皆様のこれからの活躍を心待ちにしております。

では本日もありがとうございました。

お疲れさまでした~

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