はじめに
皆様お疲れ様です。
現役看護師のにっと~です。
突然ですが、看護師として勤務していて「人間関係」で悩むことはありませんか?
看護師の仕事は「チームで患者様を支える」ことが前提です。
だからこそ、人間関係の悩みがつきもの。
- 上司の一言
- 同僚の態度
- 後輩への指導 など
どれも「人と人」だからこそ、完璧な関係なんてありません。
僕自身、看護師1年目のとき「なんであんな言い方するんだろう」、「そんな言い方しなくていいのに」と悩んだ日もありました。
でも今なら分かります。
うまくいかないのは自分が悪いからではなく、「関係のズレ」があるだけなんです。
今回は「看護師の人間関係」について深ぼりしていきたいと思います。
ストレスのことや、解消方法については、
元精神科看護師が伝授!ストレス対処法について〜食事、睡眠編〜
精神科看護師が解説!アンガーマネジメント〜怒りと上手につきあう方法〜
ストレスをためない人の特徴とは?看護師が実践する「心が折れにくい習慣」
こちらにも記載していますので、よければ見てくださいね。

看護師の人間関係がこじれやすい理由
看護師として病院や訪問看護ステーションなどで勤務している方が、
「人間関係難しいな」と感じる要因には、主に
- 命を扱う緊張感
- 上下関係の強さ
- チームワークの難しさ
などがあると考えています。
① 命を扱う緊張感
看護の現場は、常に緊張と責任の連続です。
少しのミスが命に関わることもあるため、
言葉がきつくなったり、感情的なやりとりが起きやすくなります。
また「医療の専門職」として、責任感が強い方が多いことも感情的になる要因の一つです。
② 上下関係の強さ
病棟には
- 「看護師長」
- 「主任」
- 「リーダー」
訪問看護ステーションでは
- 「管理者」
- 「主任」
- 「リーダー」
など明確な役職があります。
その中で発言のしづらさや、意見の通りにくさを感じることも多いです。
特に大きな組織では、その傾向は如実にあると思います。
③ チームワークの難しさ
シフト制・交代勤務・多職種連携…。
誰かが忙しいとき、誰かが休み。
意思疎通のズレが起きやすい環境とも言えます。
「苦手な人」とうまく関わる3つのコツ
コツ① 「相手の意図」を一歩引いて見る
相手の言葉をそのまま受け取ると、傷つくことがあります。
でも、その背景を少し想像してみると、見え方が変わります。
「もっと早く報告して」ときつい口調で言われたとしても、
あなたを責めているのではなく、焦りや不安の表現かもしれません。
感情の裏にある「その人なりの正義」や「立場」を理解すると、
自然と距離の取り方が変わってきます。
別視点からの解説として、
精神科看護師が解説!アンガーマネジメント〜怒りと上手につきあう方法〜
でも解説していますので、良ければ是非。
コツ② 「反応を選ぶ」というスキル
相手を変えることはできませんが、自分の反応は選べます。
たとえば、冷たくされたときに「自分も冷たく返す」か「淡々と接する」か。
どちらを選ぶかで、心の消耗度は大きく変わります。
自分を守るために「反応を減らす」ことも、立派なコミュニケーション力です。
ただ、「相手は自分の心を写した鏡」ともいえます。
自分が怒っているときには相手にもその感情が移ります。
相手から冷たくされるなどがあった際には、一度自分自身の行動を振り返ることも重要です。
コツ③ 「言葉より行動」で信頼を積み上げる
人間関係は、言葉より「行動」で作られます。
口ばかりで行動が伴っていない人には信用は集まりません。
- 報告
- 連絡
- 相談
- 感謝の一言
- 謝罪
毎日の小さな積み重ねが信頼を生みます。
苦手な人ほど、淡々と誠実に接することが一番の防御になります。
職場の雰囲気を良くする「聴き方」のコツ
コミュニケーションは「話す力」よりも「聴く力」が重要です。
看護師は傾聴のプロですが、同僚への「聴き方」は意外と難しいものです。
ポイント① 相手の話を遮らない
忙しいとつい「それはこうすればいいですよ」と結論を出しがちです。
話を途中で遮られると「自分に興味がない」と関係性を悪くする要因になります。
でも、話を最後まで聴くだけで、相手の気持ちは軽くなります。
ポイント② 「共感+事実」で返す
「それは大変だったね」+「その状況なら焦るのも無理ないね」
感情を認める+事実を整理することで、安心感が生まれます。
ポイント③ 愚痴に「正論」で返さない
愚痴を言う人に正論を返しても、逆効果になることがあります。
求めているのは「解決」ではなく「理解」です。
「そう感じるよね」と一度受け止めることが、関係改善の第一歩です。
人間関係で疲れたときのリセット法
人間関係に正解はなく、時には疲れることもしばしば。
そんな時には、
- 距離をとる:必要以上に関わらない勇気を持つ
- 信頼できる人に話す:一人で抱え込まない
- オフを大切にする:仕事とプライベートを切り離す
などで、一時的にその環境、考えから離れてください。
特に看護師は「我慢強い人」が多いです。
でも、限界まで抱え込むと燃え尽きてしまいます。
「逃げる」ことも、自分を守る立派な選択です。
どうしても職場での関係がうまくいかないなどの場合、「環境そのものを切り替える」ことも一つの選択肢です。
そのような際には、転職サイトを用いての転職をお勧めしています。
自分に合った環境や条件を探すことをお手伝いしてくれます。
「レバウェル看護(旧 看護のお仕事 )」 無料会員登録登録は無料のため、
- 転職を考えられている人
- 人間関係で悩まれている人
などは是非登録してみてくださいね。
「良いチーム」は完璧じゃなく「支え合えるチーム」
理想の職場とは、衝突がない場所ではなく、
意見が違っても尊重し合える場所だと思います。
完璧な人間関係なんてありません。
でも、お互いの立場を理解しながら働けるだけで、職場の空気は驚くほど変わります。
看護は「人」で成り立つ仕事。
だからこそ、人を理解しようとする姿勢が、結局は自分を守ることにつながります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、「看護師の人間関係がしんどいときに思い出したいこと ― コミュニケーションのコツと心が軽くなる考え方 ―」というテーマでお話させていただきました。
職場の人間関係は、看護師にとって永遠のテーマです。
でもそれは、あなたが「感受性豊かに生きている証拠」でもあります。
相手を変えるより、自分の受け止め方を変える。
小さな一歩が、あなたの心を守り、チームを変えていきます。
どうか今日も、自分を責めずに深呼吸してみてください。
看護師として、人として、あなたは十分頑張っています。
人間関係やストレスケア、心理学などを学びたいと思われている方は
「資格の取得」もいい選択肢と思います。

ご興味があれば是非こちらから興味のある資格を探してみてくださいね。
では本日もありがとうございました。
お疲れ様でした~
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