現役看護師が教える実習の乗り切り方 3選~基礎編~

医療のあれこれ


皆さんお疲れ様です。

現役看護師にっと~です。

本日は看護学生必見!現役看護師が教える実習の乗り切り方 3選~基礎編~をお伝えさせていただきます。

現在高齢化社会と言われている中で、医療系の職種への需要が高まっています。

その中でも特に女性では看護師に憧れを抱く方も少なくはないのではないでしょうか?

看護師になるには看護学校に行かなければなりません。

学校では、日々の勉強で頭パンパンになりながらも学校に行き続けるわけですが、その中でも最も過酷なものの1つに看護実習があると思います。

日々の疾患や看護ケアの勉強に加え、看護記録、看護計画、アセスメント、関連図、看護サマリーなど山のようにやることがでてきて、さらには教員や指導者からの指導など、頭がどうにかなっちゃいそうになりますよね。

僕自身も苦い思い出はチラチラあります。笑

せっかく看護師になろうと考えて学校に来たのに、実習でやめてしまう人もたくさんいます。


すごくもったいないなと思います。


そんな方々のために、少しでも実習のお役に立てたらと思い、

実習の乗り切り方 3選~基礎編~を書かせていただきました。

「実習が辛い」、「実習落としそうだけど、どうしたら、、」、「勉強もよくわからないのに実習に行くのが不安」等を感じられている方へ少しでも参考になればと思います。

1.出席しよう!!


まず何より実習を合格するには、実習に出席することが大事です。

当たり前のことですが出席しなければ、その日にもらえるはずの点が0点になります。

出席さえしていれば、多少なりとも点数はもらえます。

また1/3以上欠課してしまうと、強制的に単位を落とされ、留年が確定となります。(実習時間にもよりますが約3日前後)

ですが発熱がある、嘔吐しているなど、感染の可能性がある場合は、患者さんの病状を悪化させる恐れがあるため、自分のために出席するのは避けてください。

ではどうすれば良いのか…

実習に出席するためのコンディションを整えることが最も大事です。

手洗い、手指消毒、うがいなどはもちろんのこと、メンタルコントロール、睡眠時間の確保などをきちんと行うことが合格への第一歩となります。

まずは当たり前のことから行い、実習を受けるための土台を作りましょう。

2.報告・連絡・相談!!

次に重要となるのは、報告・連絡・相談です。

よく言う報・連・相って呼ばれるやつですね。

看護師は患者や家族と医者や医療関係者をつなぐパイプの役目があります。

患者、家族はこうしてほしいって言ってるのに、看護師が報・連・相を行わないことで医療関係者に伝わらず、インシデントやアクシデントにつながる可能性があります。

そのような理由から看護師には特に報・連・相のスキルが問われるようになります。

実習は看護師になる前の準備期間です。

そのため、的確に報・連・相のスキルを獲得する必要があるのです。

ですが、指導者さんには適当にあしらわれるし、報告したら怖いし、「今忙しいから後にして」とか言われるし、質疑応答始まるし…など報・連・相をしにくい場面が多々あると思います。

(僕もよく怒られて、隅っこで立ってました。笑)

少しコツがあるので、参考にしていただけたらと思います。

→~さんのバイタルの値を報告させていただきたいのですがよろしいですか?など

この際に緊急性があるかないかなども添えると、後から「なんで報告しなかったのか」にはなりにくいです。

→カルテをさわっているときは一通り業務が落ち着いているときが多いです。

※ただ、急ぎで関係機関への連絡や書類仕事をしている可能性もあるため、まず、上記のように何を報告したいかから述べるようにしてください。

→学校教員は基本的に学生の味方をしてくれます。

なにか困ったことがあれば、すぐに教員に報・連・相をしましょう。

具体的な行動を示してくれるはずです。

→逐一報告することで、指導者から信頼を得やすく、報告を聞いてもらえやすくなります。

また患者さんになにかがあってからでは遅いです。

後から「なんで報告しなかったのか」と言われないために、どんなことでも報・連・相するようにしましょう。

報・連・相を行うことで真剣に患者さんのことを考えて行動しているという意思表示になるので、これらは必ず行うようにしましょう。

3.提出!!

実習に入ると記録、アセスメント、看護計画、行動計画、関連図、事前学習などを提出しなければならなくなります。

これらは実習の際、大幅に睡眠時間を削る要因になります。

実習も大変なのに、睡眠時間もなくなって、頭が回らない状態で実習…と悪循環に陥るケースが多々あります。

提出物はまず出すことが大事です。

出さない限り修正が入らないため、これも点数につながりません。

睡眠時間がないながらも少しは書いて提出することが重要になります。

そんなこと言っても時間がなくてかけない…という人もいると思うので、少しコツをお伝えします。

参考にしてください。

  1. まず事前学習や関連図などは患者さんの情報をもらえた時点で行えることなので、これはやりきるしかありません。

    やりながら、教員に指導をもらい仕上げていきましょう。
  2. 次に行動計画、記録、看護計画についてです。

    実習終了時に教員から指導を受ける時間がありましたら、先に明日の行動計画を書いてしまうのがいいと思います。
    教員、指導者と調整しつつ、書いていきましょう。
  3. 次にその日に行った行動について記録を書いていくのがいいと思います。

    記憶が新しいうちにその日の行動を書くほうが、鮮明に書けます。

    評価・考察などに関しては基本教科書を用いますが、時間がかかる、間に合わないなどがあれば、ネットを使うのも一つの手段です。
    ※ネットを用いる際は情報量が多いため、正しい情報を得る必要があり、少しリスキーです。

    慎重に情報を取り、教科書と照らし合わせて記載するようにしましょう。
    教科書の最後あたりにある目録を用いて必要な情報を探すこともおすすめです。
  4. 最後に看護計画を書いていきます。

    看護計画は基本的に記録で評価・考察に上がった観察やケアなどを計画に組み込んでいくため、最後に書いていくのがいいと思います。

    これらは睡眠をとる前に仕上げてしまうのがベストです。

    また食事もとる前に書いてしまうほうが良いと思います。(間食程度ならおっけー)

    食事や睡眠で副交感神経が優位になるため、頭が冴えるのに時間がかかり、結果睡眠時間や自由な時間を減らすことにつながります。

    看護サマリーに関しては、看護計画を上げてからの記録内容がサマリーの内容になってきます。

上記などを意識して記載するようにしてみてくださいね。

記録類は全てが患者を通して繋がっています。

単体のものとして捉えずに書いていきましょう。

これらの書き方を行うことで必ずとは言えませんが、時間の短縮につながると思います。

記録に時間がかかって睡眠がとれないなどの方は是非参考にしてみて、記録類は必ず提出するようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

  1. まずはしっかりと体調を整えたうえで実習に出席し、実習を受ける。
  2. 行った観察やケアについては都度指導者や教員へ報告、連絡、相談を行う。
  3. 行動計画やその日の記録等は基本記憶が新しいうちに行い、でてきた観察点やケアを看護計画に落とし込む、最後にサマリーをまとめる。

上記の流れで実習を受けてみてください。

個人的主観が入っているため、必ず皆様に当てはまるというものではないかもしれませんが、
少しでも参考になれば幸いです。

皆様が夢を叶え、キラキラした看護師になれることを心よりお祈りしております。

また、今後看護師の必須スキルの「アセスメント」についてもいつかお話できればと思います。

興味があれば、また覗いてみてくださいね。

ではお疲れ様でした~

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