はじめに
皆様お疲れ様です。
現役看護師にっと~です。
今回は「看護学校での気になる学校生活のこと」をお話させていただければと思います。
- 看護学校ではどんなことをするの?
- 看護学校での生活ってどんなんだろう?
- うまくいくコツは?
などいろいろ疑問があると思いましたので、今回は看護学校について僕の実体験を交えてお話させていただければと思います。
- これから看護学生、しいては看護師を目指す方
- 実際の生活、学習内容等なんとなく知りたいという方
などの方に見ていただきたいです。
また別記事で
という記事もありますので、合わせてみてもらえると幸いです。
では最後まで見てくださいね~

看護学校とは?
まず看護学校について、ざっくり説明させていただきます。
看護学校とは、「看護師になるための学校」です。
そのままですね。笑
看護学校にはいくつか種類があります。
- 看護専門学校
- 看護大学(4年制)
- 看護短期大学(3年制)
- 5年一貫看護学校
等がありますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。
それらをご紹介させていただきます。
看護専門学校
僕は看護専門学校を卒業し、看護師として勤務しています。
メリット
- 学費が安価なことが多い
- 大学と比べ、履修、教養科目が少ない
- 最短で3年で看護師免許の取得が可能
- 実習が多く、就職後の即戦力となれる
などがあがります。
看護学校はもちろんですが、職業訓練学校です。
看護師になるための勉強のみに焦点を当てて日々勉強できたり、そのうえで実習も多くあるため、就職後に即戦力として勤務できるのは魅力ですね。
デメリット
- 3年と期間が短いため、カリキュラムが多忙となる
- 実習や課題が多い
- 保健師や助産師になるのに、さらに学校へ進学する必要がある
などがあがります。
3年という短い期間で医療や看護、疾患や法律などなど様々なことを勉強する必要があるため、カリキュラムは結構タイトです。
加えて看護学生がよく「しんどい」と吐露するのが「実習」や「課題」です。
看護学生のやめる理由の一つに「実習や課題の過酷さ」があると思います。
実際学生時代に実習でついていけず、数名やめていきました。
実習の乗り越え方について
なども書いていますので、良ければそちらもみてください。
看護大学(4年制)
メリット
- 4年をかけてゆっくりと学ぶことができる
- 看護以外の選択肢(保健師や助産師、養護教員等)がある
- 就職後の初任給が高い可能性がある
- 幅広い知識が身につく
等があがります。
看護師以外の選択肢も考えられているなら大学の方が良いかなと思います。
また、大学を卒業していると看護師のキャリアアップの「専門看護師」などに挑戦できる可能性もあります。
条件に「大学卒業」が必要なため、キャリアアップで専門看護師も視野に入れられているなら大学の方がおすすめです。
デメリット
- 学費がその他学校と比べ、高単価なことが多い
- 入試の競争率が高い可能性がある
- 実習の期間がやや少なく、専門学校と比べ、実践的な演習が少ない
などがあがります。
ある意味実習期間が専門学校より短いことは、学生にとってはメリットなのかもしれませんが、就職後は少しギャップが生まれるかもしれません。
また学費が高単価であったり、入試の壁も高いため、そのあたりが障壁になるかなという印象があります。
看護短期大学(3年制)
専門学校と看護大学(4年制)とのハイブリッドのような感じです。
4年制大学に比べるとやや金額は抑えられますが、3年制ということもあり、ややカリキュラムはタイトになります。
また専門学校と比べ、専門的な知識以外の教養科目もあるため、座学の時間が多い印象です。
5年一貫看護学校
最短ルートで看護師免許の取得が可能です。
専門学校に近い印象ですが、「中学校卒業とともに将来の方向性を決めて勉学に励む必要がある」ことがややハードルが高いように感じます。
まだまだ将来の方向性が決まらない状態で、5年一貫性の看護学校への入学はあまりおすすめできませんが、「将来必ず看護師になる」と強い意志がある方にはいいんじゃないかなと思います。
学生生活について
では、看護学校での生活についてお話していきます。
僕自身が専門学校卒業のため、専門学校での実際をお話させていただきます。
僕自身はあまり頭が良くなく、偏差値的にも許容範囲で、国家試験の合格率が高い学校を選びました。
僕の入学の専門学校は、1学年40人程度の小さな学校でした。
男女比は「5(女性):1(男性)」程度です。
徐々に男性看護師が活躍する場面が増えてきていますが、病院などでも男女比は同程度かなと思います。
精神科病院などは男性看護師が多いですが、それでも「7(女性):3(男性)」程度かなと思います。
男性は多少ハーレムを期待するかもしれませんが、実際はそのようなことはありません。
また男性は看護学校では人数も少ないことから、よくも悪くも目に入りやすいです。
教員からも目をつけられやすい印象があります。
言っても職業訓練学校なわけですから、「謙虚さ」、「ひたむきさ」、「素直さ」などは評価(人間的な部分)はよく見られています。
当たり前といえば当たり前ですが、上記を兼ね備えている人は学校でも就職後も円滑に人間関係を構築できると思います。
患者様に対してもそうです。
学生時代から上記は意識していくことをお勧めします。
授業(専門学校)では、
- 基礎看護学
- 臨床での看護学
- 各領域での知識(脳、心臓、腎臓、肝臓、胃、目、口、耳鼻、骨、筋肉、精神、母性、小児等)
- 各段階における知識(急性期、慢性期、回復期、在宅領域等)
- 英語や人間関係論など一般教養
等を学びました。
- 1年生の時には、
座学(基礎看護学や一般教養等)がメイン - 2年生では、
臨床での看護学+基礎実習 - 3年制では、
主に医療機関等での実習、国家試験対策
上記のような流れでした。
学生時代には「こんなんいらんやん。よーわからんし」などと思っていましたが、実際就職してからはためになる話ばかりです。
可能ならもう一度学生に戻って勉強しなおしたいと思うスタッフも数多くいます。
それほどに有意義な勉学といえます。
実際学生時代はあまり身が入らないかもしれませんが、可能であれば学生のうちからしっかりと勉学に励むことをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「看護学校の気になるあんなことやこんなこと~学校編~」というテーマでお話させていただきました。
- 看護専門学校、看護大学、短期大学、5年一貫制看護学校などの特性、メリット、デメリット
- 学校ではどんな勉強をするのか
などを簡単にお話させていただきました。
これから看護師を目指そうとされている方がいらっしゃれば、是非上記を参考に学校選びをしてもらえたらなと思います。
高校の先生もいろんな学校と関係を築いていると思いますので、是非先生にも相談の上、学校選びをしてくださいね。
また看護学校入学後は終始勉強です。
加えて看護師になってからもずっと勉強が必要です。
ただ、勉強が苦手な方も大丈夫です。
僕自身かなり頭が悪かったですが、なんとかこうして看護師を続けられています。
別記事で「勉強が苦手だった僕が学年トップ5になった勉強法」についてもお話させていただきますので、興味があれば見ていってくださいね。
皆様が夢、目標を叶えられるよう応援しています。
では本日もありがとうございました。
お疲れ様でした~
※学校などの参考資料として、こちらもご覧ください。


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