皆様お疲れ様です。
現役看護師にっと~です。
今回は「看護師のやりがい」についてお話させていただきます。
看護師は「人の命に係わる責任の重い職業」です。
自分の観察漏れや報告の遅れ、一つのミスなどが患者様、ご利用者様の命に影響を与える可能性も十分にあります。
そんな重い責任の先には、とてつもない大きな「やりがい」があります。
そのやりがいに到達できたとき、「看護師になってよかったな」と心から感じます。
ただ、新人の方や学生の方などでも、そのやりがいを感じる前に辞めてしまう人もしばしばいらっしゃいます。
せっかく看護師を志し、意を決してその道へ進んだものの、途中で挫折してしまうのは、いろいろな背景があるとは思いますが、どうしてももったいないなと思ってしまいます。
- 看護学生で実習中だが、心が折れそう。
- 今看護師をされていて、何が楽しいのかわからない。
- ただ明日ご飯を食べるためだけに仕事をしている。
等の方に一度見ていただいて、もう一度立ち直るきっかけになれればなと、少しおこがましいですが思っています。
ぜひ最後まで見ていってくださいね。

安定した収入
まずは序章です。笑
皆さんきっとお仕事をする理由って、「お給料をもらう」ためももちろんありますよね?
看護師は一般的には、給与水準は高めに設定されています。
病院やクリニック、その他事業所など、場所にもよるとは思いますが、初任給から比較的高い給料をいただけるということがあります。
それだけに少しやりがいは感じますよね?笑
大きな病院(総合病院等)はさらに給料が高く設定されていることも少なくありません。
特にボーナスはかなり頑張れる金額(~百万)がいただけるところもあるとか…
それだけに仕事内容は厳しいものもありますが、頑張ったら頑張った分、自分に返ってくるのはうれしいやりがいですよね。
また、手当などで給料が増えていくのもうれしいです。
手当の種類として(名称や勤務時間はそれぞれ異なるとは思います)
- 夜勤手当 2交代なら17時~9時 3交代なら 17時~1時
- 深夜手当 3交代なら1時~9時
- 早出手当 7時出勤
- 遅出手当 11時~19時
- 残業
- 役職手当
- 緊急コール手当(訪問看護) 等等
給料も一つの楽しみ、やりがいですね。
昇給もおそらく1年に1回程度あるとは思いますが、自分の頑張り次第だと思います。
どのように頑張ればいいか等はまた機会があればお話しさせていただきますね。
社会的な信頼
やはり看護師は国家資格ということもあり、社会的な信頼も大きいです。
先ほどのお話とかぶりますが、お金や育児の面でも優遇されるパターンがあります。
銀行ローンなども比較的通りやすくなりますし、保育所や幼稚園も入りやすいといわれています。(絶対ではありません)
また僕がなってよかったと思えたのは、「親や兄弟、周りの人間の笑顔が見られた」からです。
僕の家はそこまで裕福ではなく、頭もよくありませんでした。
僕が看護師を目指す前から、母親から「安定した仕事についてほしい」と僕の将来を案じて話してくれていました。
もし看護師を目指すに至った理由にご興味があれば、
僕が看護師を目指したきっかけも一緒に見てもらえると嬉しいです。
結果いろんな出来事があり、看護師になるわけですが、その時に母親がすごく誇らしげに周りの人たちに話されていました。
おそらくそこに職業差はあまりないとは思うのですが、少なからず僕は「看護師になれてよかった。」と母親の誇りになれたような気がして、大変うれしかったことを覚えています。
また、看護師になってからも母親より健康相談のような連絡が時々来ます。笑
その都度自分の知識や経験を活かしてアドバイスをしています。
人の、なにより自分の一番身近な人の役に立っていると思うとやりがいを感じます。
そんな「身近なやりがい」をみつけてもいいのではないかなとも思います。
感謝の言葉
最後にすごくベタなやりがいですが、感謝の言葉をもらった時に大変やりがいを感じます。
やはり命を扱う職業だけに責任は大きく乗りかかりますが、その分感謝の言葉をもらった際にはとてつもないやりがいへと昇華されるのを感じます。
今までで一番やりがいを感じた事例をご紹介させていただきます。
僕が訪問看護師として勤務していて、看取り期に入った方のケアを行っていました。
ご本人様もとてもかわいらしく、かつうちには芯の強さを持った方で、いいことはいい、悪いことは悪いとはっきり物事を話される方でした。
またご家族様はとても熱心な方で、いつもご本人様にとっての最良の選択は何だろうと考えられていました。
その亡くなる前日に訪問した際、いつもならうとうとして何も話されない場面で「ありがとうね」とお言葉をいただきました。
それだけでもすごく嬉しかったことを覚えています。
その翌日には旅立たれてしまいましたが、あの「ありがとう」と、旅立たれてからご家族様より涙ながらに「看護師さんが毎日来てくれたおかげで本人の希望通り家で旅立たせることができました。本当にありがとうございました。」と伝えてくれました。
旅立たれたことはさみしいですし、悲しいですが、そんなご家族様のお声をいただき、「看護師をしていてよかった。」と思えました。
この経験は僕自身を奮い立たせる支えとなっています。
患者様・ご利用者様、ご家族様を支える立場の看護師ですが、同時に看護師も患者様・ご利用者様、ご家族様に支えられていると思います。
僕はすごく運がよかったんだと思います。
「仕事がしんどい」、「楽しくない」と思われている方は、そのような自分を奮い立たせられる経験がまだないのかもしれません。
絶対にやりがいは見つかるなど無責任なことは言えませんが、ただその人のことを考え、真摯に対応していれば、きっと大きなやりがいは見つかるのではないかなと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
おそらくやりがいの感じ方も千差万別と思います。
今回記載したやりがいはほんの一例です。
身近なやりがいは本当にたくさんあります。
時には嫌なことや辛いこと、しんどいこともたくさんありますが、その先に大きなやりがいとなって返ってくると思います。
特に命に係わる責任が大きい仕事のため、他の職業では味わえない達成感、やりがいも数多く存在します。
きっと辛いことの先には「やりがい」があるはずです。
皆様の活躍を心より応援しています。
看護学生さんのために
看護学生必見!国家試験対策 ~勉強が苦手な僕が高得点で合格した勉強方法 3選~
などもご紹介していますので、是非そちらもみてくださいね。
ではお疲れ様でした~
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