はじめに
皆様お疲れ様です。
現役男性看護師のにっと~と申します。
今回は前回と同様、少し自分語りをさせていただけたらなと思います。
今回は「僕がなぜ看護師を目指すに至ったか」というテーマでお話させていただきます。
昨今様々な職業があり、無数の選択肢がある中で「僕がなぜ看護師という職種を選んだか」というとことを共有させていただきます。
- これから看護師を目指す方
- 将来何になろうか、何がやりたいのか
- 他の人が看護師を目指すってなったきっかけってなんだろうか
等の方のご参考になれれば幸いです。
では最後まで見ていってくださいね~

看護師を目指すきっかけ
僕は普通の学生で、小学生くらいまでは将来のことなどなにも考えていないただの学生でした。
ただ学校の休憩時間にドッチボール、放課後は習い事のバスケットボール、それ以外は友人とゲーム等のことしか考えていませんでした。
そんな中、「人の命ってなんなんだろう」と考える出来事がありました。
僕には、祖母がいます。
祖母は祖父と離婚しておりましたが、僕が中学生にはいる前頃に別の方と再婚しました。
その新しい祖父..といえば変な感じになりますが、祖父は歯科医師ですごく優しく、祖母のことも大事にしてくれる、温かみのある方でした。
反抗期の自分でありながらも、その方にはすごく懐いていました。
そんな中、僕は中学2年生の時にその方が肺癌に罹患しました。
その時は今くらいにSNSやネットが普及してなかったこともありますし、僕自身まだまだ未熟なため、体やこれからのことなどわからないことだらけでした。
入院し、抗がん剤治療をされていましたが、徐々に状態は悪化し、気切(気管に穴をあけて呼吸をする)をするまでに至りました。
その時部活が忙しく、バスケットボールに集中しており、あまり面会にはいけませんでした。
久しぶりにその方とお会いした際、気切があり話せない、痩せた体に驚きを隠せませんでした。
現実かどうかがわからないほどに混乱しました。
口パクでいろいろ話しましたが、すごくしんどそうだったのを鮮明に覚えています。
そんな中、僕に最後「がんばれよ」と口パクで伝えてくれました。
その数日後に祖父は旅立ちました。
「なんでもっと面会にいけなかったんだろう」、「もっと話したいことがいっぱいあった」、「もっとできることはあったはず」等後悔の念に押しつぶされそうになりました。
ただ、最後の「がんばれよ」を無下にはできない。そう思いました。
そこから僕は医療職の道を志すようになりました。
なぜ看護師を目指したか
医療職を目指すと決めた最中、「なぜ看護師にしたのか」と思われる方もいらっしゃると思います。
病気を治すなら医者では?と考えれる方もいらっしゃると思います。
自分に合う仕事、本当にしたいことをしっかり考えたときに、
僕は「看護師が一番患者様の近くにいる存在」と思いました。
患者様の一番近くで苦楽を共にでき、長い時間を共有できるのが看護師と考え、看護師を志すようになりました。
また、祖父のこともあったことで、「その人の一番そばで、落ち着きと楽しさを与えられるような看護師になりたい」と思うようになりました。
今実際できているかはわかりませんが、僕の看護観として根付いている部分です。
また、今までいろいろな方と仕事を通して関わってきて、「僕が考えていたことは間違ってなかった」とも感じています。
実際患者様(在宅では利用者様)との関わりを通して、最も近い存在は看護師と思っていますし、紆余曲折ありながらも、その人自身を支えられるのは看護師だと思っています。
もちろん看護師だけではできないことも多く、ご家族様やその他関係機関の支援ががあってのものです。
それらご家族様や関係機関とのパイプ役も看護師が担っています。
すごく奥が深く、大変なことも多い職業ですが、「人の根底の部分に関わるやりがいのある職業」です。
是非これから看護師を目指そうとされている方がいらっしゃれば、志を持って勉学していってもらえたらなと思います。
そうした志はいずれ「看護観」というものに変わります。
看護師として働いていくにあたっての自分の柱、信念みたいなものです。
そうした信念は自分の支えにもなりますし、やりがいや意欲にもつながります。
是非「志」を意識してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「僕が看護師を目指したきっかけ」というテーマでお話させていただきました。
人それぞれ将来や夢を考えるタイミングはあると思います。
僕は祖父の存在があったからこそ、自分なりの道を見つけて今明確な目標をもって働けています。
きっと皆様にも「看護師を目指そうと思ったきっかけ」があると思います。
そのような初心を忘れず、「志」をもって頑張っていってもらえたらなと思います。
少しでも看護師を目指す方の後押しができれば嬉しいです。
また共感、応援してくださる方がいらっしゃれば、また今後とも見ていただけると幸いです。
ここまで見ていただいて、ありがとうございます。
ではお疲れ様でした~


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