皆様お疲れ様です。
現役看護師のにっと〜です。
皆様、
- 「最近疲れが取れない」
- 「イライラしやすい」
- 「なかなか寝付けない」
- 「食欲がない」
などははありませんか?
そんなときに背景にあるのがストレスです。
日常の小さなことから仕事や人間関係まで、私たちは常に何らかのストレスにさらされています。
看護師として医療現場や在宅のケアに関わる中で、ストレスが心や体に大きな影響を与える姿を数多く見てきました。
特に元々精神科で働いていた時には、「ストレスで人がどのように変わるのか」を間近にみてきました。
ただ、ストレスっていう言葉はよく耳にしますし、自身でも使われていると思いますが、
- 「ストレスってなに?」
- 「どんな影響があるの?」
と思いませんか?
今回はそんな皆様のために、ストレスの基礎知識から心身への影響までをわかりやすく整理したいと思います。
是非最後まで見てくださいね〜

ストレスの定義
- ストレスとは?
外部からの刺激(ストレッサー)によって体や心に生じる反応のこと。 - ストレッサーの種類
・物理的(暑さ・寒さ・騒音)
・心理的(人間関係・プレッシャー)
・社会的(経済的不安・介護の負担)
などがあがります。
、、、難しいですよね。
簡単に「豆腐」で考えてみましょう。
豆腐を優しく触るとこぼれませんが、強く握ったり、切ったりすると形が変わりますよね?
豆腐が「自分自身」で、握る手や包丁が「外部からの刺激(ストレッサー)」みたいなイメージなら想像しやすいでしょうか?
普段は四角形の豆腐の形を保っていられますが、外部からの刺激を通してつぶれたり、切られたりと形が変わっていきます。
身体的、心理的、社会的な外部の刺激を通して、徐々に形が変わっていき、完全に元の形がわからなくなった状態が、ストレス負荷が高い状態といえます。
医療や介護、在宅生活をされている方などは「身体的ストレス」や「心理的ストレス」、「社会的ストレス」が複雑に絡み合っているケースが多いと言えます。
- 介助で腰がしんどい、肩こりがある
- いつも介助すると怒られる、気を違う
- 介護や医療、生活にたくさんお金が必要
などなど、いろいろなストレスを抱えていらっしゃると思います。
ストレスが心に与える影響
ストレスはまず心の不調として現れることが多いです。
- 感情の変化:イライラ・不安・怒りっぽさ
- 思考の変化:集中力低下・悲観的な考え・判断力の低下
- 行動の変化:人との距離を取りがち、趣味への関心低下
看護現場でも「最近怒りっぽくなった」「急に涙もろくなった」という方をよく目にします。
その状態が続くと、部屋にこもりっきりになったり、お食事をあまりとられなくなったり、ほとんど寝たきりになったりと、実際に精神科看護師として勤務している際にたくさんみてきました。
これらは単なる性格ではなく、ストレスによる心のサインであることも少なくありません。
ストレスが体に与える影響
ストレスは心だけでなく身体症状としても現れます。
- 自律神経系の乱れ:頭痛、動悸、冷え
- 消化器症状:胃痛、下痢、便秘
- 免疫系への影響:免疫の低下に伴い、風邪をひきやすくなる、皮膚トラブル
- 長期的影響:生活習慣病、うつ病などのリスク増加
在宅や医療の現場で関わる患者様、ご利用者様でも「検査で異常はないのに体調がすぐれない」というケースがあり、ストレスが要因となっていることがあります。
看護現場で見られるストレスのサイン
看護や介護の現場では、以下のような「ストレスの赤信号」が見られます。
- 不眠
- 過食、拒食(食べない)
- 気力低下
- 痛みの訴えが強まる、表情が乏しくなる
- 落ち着かない
- 感情の起伏が激しい
- 集中力が続かない
などです。
看護師としては「身体症状が病気によるものか、ストレス反応なのか」を見極める視点が重要になります。
ストレスに伴い、精神的な負担がかかってくると、次第に身体症状を認める可能性があります。
ただ、ストレスをかかる前から基礎疾患として身体症状を生じている可能性もあります。
そのため、身体症状なのか、ストレスに伴う反応なのかをしっかりとアセスメントすることが、看護師として求められる素因といえます。
ストレスに気づくためのセルフチェック
簡単にできる自己チェックを紹介します。
- □最近眠れていますか?
- □食欲の変化はありますか?
- □集中力・やる気が続かないことはありませんか?
- □イライラ・不安が増えていませんか?
- □頭痛や胃痛など身体症状は出ていませんか?
3つ以上当てはまれば「ストレスがたまっているサイン」と考えます。
ぜひ自分を労わってください。
看護師視点でのアドバイス
- 早めのケアが大切:ストレスは蓄積すると体に出てくる可能性がある
- 生活習慣の見直し:睡眠・食事・運動が基本
- 専門職への相談:続く不調は医師・看護師・カウンセラーなど専門職へ
「頑張りすぎている人ほど気づきにくい」ので、周囲のサポートも重要です。
日々頑張っておられる皆様、家族や大事な人、他守るもののために頑張っておられると思いますが、是非自分自身にも焦点を当てて、大事にしてあげてください。
今まで頑張りすぎて、しんどくなり、精神科へ入院となる方々をたくさんみてきました。
是非、時にはゆっくり休んで、自分自身も労ってあげてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はストレスとは?心と体に与える影響というテーマでお話しさせていただきました。
ストレスは誰にでも起こる自然な反応ですが、放置すれば心身に悪影響を与えます。
まずは「ストレスとは何か」を知り、自分や周囲のサインに気づくことが大切です。
また、精神科で勤務している時に、頑張りすぎてしんどくなってしまった方をたくさんみてきました。
是非自分自身も労ってゆっくり休むこともしてくださいね。
次回は、僕自身が日常で実践しているストレス緩和法について具体的にご紹介させていただければと思います。
ご興味があれば、そちらもみてくださいね。
では本日もありがとうございました。
お疲れ様でした〜
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